大きな鍋が歩道の木陰に置かれていた。そして男がその脇で忙しそうに働いている。男が鍋の蓋を取ると、中からはブワッと水蒸気が立ち上った。男はそこでお米を炊いていたのだった。日本では一般的な電気炊飯器もここでは見かけることはない。みな鍋を使って炊くようだ。蓋を除けた男はお玉で中をかき混ぜている。このご飯はカレーと一緒にお店で出すものだ。出来たて熱々のご飯と一緒に食べるカレーは美味しいに違いない。
それにしても、ここは暑い。米を炊いていた男も汗びっしょりになっている。着ているポロシャツにも汗ジミが出来ている。冷房設備のない場所で煮炊きするのは、ちょっとした苦行なのかもしれない。
2017年1月 インド 人びと | |
料理人 コルカタ 深鍋 お米 |
No
10010
撮影年月
2011年7月
投稿日
2017年01月20日
更新日
2023年09月09日
撮影場所
コルカタ / インド
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
OLYMPUS PEN E-P2
レンズ
M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42MM