ヤンゴン中心部には大きなショッピングセンターだけでなく、それ以外にも小さなお店が並んでいる。さらに商売しているのは店舗を構えている人だけではなかった。道路脇で商売している露天商も大勢いる。露天商は飲み物や食べ物を売っている人が多い。写真の男もそのような露店商のひとりだ。
男の前に大きな鍋がコンロの上に置かれていた。中を覗くと綺麗な黄色のトウモロコシがプカプカと浮かんでいる。横縞模様のTシャツを着た男は道端で茹でたトウモロコシを売っていたのだ。煙草を吸いながら、男はゆったりと働いていた。
アジア諸国で焼きトウモロコシを売っている人を見かけることは珍しくないけれど、茹でトウモロコシが売られているのは珍しい。よく見てみると、鍋を沸かしているコンロには炭が使われていた。火力が強いとはいえ、炭で大きな鍋に入った水を沸かすのには時間がかかる。男は忙しく人びとが行き交う道端で、のんびり炭で水を沸かしながら商売をしているようだ。
2019年6月 ミャンマー 人びと | |
煙草 玉蜀黍 深鍋 露天商 ヤンゴン |
No
11073
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年06月28日
更新日
2023年11月28日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA