大國魂神社の末社である宮乃咩神社には底の抜けた柄杓が沢山の奉納されている

底の抜けた柄杓
東京の府中にある大國魂神社で撮影 ©オザワテツ
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御影石製の大きな鳥居を抜けて、大國魂神社の広々とした参道を進んでいく。ほどなくして左手に天鈿女命(アメノウズメノミコト)を祀る宮乃咩神社が現れる。アメノウズメノミコトは岩戸隠れで天照大御神が天岩戸に隠れて世界が暗闇に包まれてしまったときに、岩戸の前で桶を伏せて踏み鳴らし、胸をさらけ出し、裳の紐を陰部までおし下げて踊ったという陽気な神様だ。そのため芸能の女神とされ、日本最古の踊り子とも言われる。

岩戸隠れの話は日本の神話の中でもメジャーのものだから、そこで主役級の活躍をするアメノウズメノミコトを祀る神社があっても何ら不思議ではない。でも良くわからないのが宮乃咩神社に沢山の柄杓が奉納されていること。しかもどの柄杓も底が抜けていて実用性に欠けるものばかりなのだ。

底の抜けていない通常の柄杓が境内に置いてあると、盗んでいく強者がいるから底が抜けてたものばかりになっているのかとも思ったけれどそうではない。アメノウズメノミコトは芸能の神様であると同時に安産の神様で、底の無い柄杓には水がつかえずに流れるようにお産が軽くなってほしいとの意味が込められているのだそうだ。

ENGLISH
2021年11月 静物 東京
府中 お玉 お供え物 神社

大國魂神社ってどこ?

PHOTO DATA

No

12096

撮影年月

2021年7月

投稿日

2021年11月20日

撮影場所

府中 / 東京

ジャンル

ストリート・フォトグラフィー

カメラ

SONY ALPHA 7R II

レンズ

ZEISS BATIS 2/40 CF

日本国内で撮影した写真とエッセイ

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