ヤンゴン中心部の道は賑わっていて、多くの屋台が並んでいた。食堂と同じように料理を出す屋台もあれば、ちょっとした軽食やお菓子を売っている屋台も出ている。並んだ屋台を眺めながら歩いていると、沢山の窪みのある鉄板をパラソルの下に置いている屋台を見つけた。鉄板の上では米粉で作られた半球の団子状のものが焼かれていた。これはモン・リンマヤーというミャンマーのお菓子だ。「モン」はお菓子、「リンマヤー」は夫婦という意味らしい。
このお菓子はミャンマーではポピュラーで、町中を散策しているとよく見かけ、見るたびに日本のたこ焼きにそっくりだと思ってしまう。鉄板の形もそっくりだし、竹串でグリグリする作り方も似ている。あまりにも似ているので、日本のたこ焼きとミャンマーのモン・リンマヤーは起源が同じなのではないだろうかと勘ぐってしまうくらいだ。でも両者には決定的な違いがひとつある。たこ焼きがその名が示す通り、中に蛸を入れて焼くのが一般的であるのに対し、ミャンマーのモン・リンマヤーは具材に蛸を使うことはないということだ。
2019年9月 食べ物 ミャンマー | |
食べ物の屋台 浅い鍋 お菓子・軽食 ヤンゴン |
No
11173
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年09月01日
更新日
2023年11月05日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA