水上マーケットという名前が示すように、ダムヌン・サドゥアック水上マーケットでも運河の上には多くのボートが浮かんでいる。市場が運河の上で催されるから水上マーケットなのだ。でも、浮かんでいるボートが全てお店という訳ではない。観光客を乗せるボートも浮かんでいる。ボートに乗って市場の中を見て回るというのが定番の観光スタイルになっているのだ。そうはいっても、浮かんでいるボートのほとんどは商品を積んでいて運河の上で商売をしている。
写真ではタイにある水上マーケットの様子を何回も見たことはあるけれど、実際に赴いたのは今回が初めてだった。メインの運河は両脇を波止場に挟まれていて、真ん中を流れる運河にボートが浮かんでいる。なんだかボートレースの会場のような構造だ。レース会場との違いは、ここではどのボートもゆったりと浮かんでいることだった。
浮かんでいるボートは思っていたよりも数が少ない。水上マーケットというのは商品を積んだ舟と買い物客の舟でひしめいているものだと思っていたけれど、そうではないようだ。市場の活況というものはここにはなかった。
波止場にあるお店を見渡すと、野菜やお土産物などが並べれている。けれど、肝心の買い物客や観光客の姿はあまりなかった。そして、閑散としたお店の中では男が昼寝を取っていた。
バンコク近郊には、ダムヌン・サドゥアック水上マーケット以外にもいくつか水上マーケットが残っている。
ここに挙げた中ではもっとも雰囲気がいいとされる水上マーケット。でも行きづらい。ロンリープラネットには不定期開催であるため、行く前に近くの観光案内所に開催日時を確認しろと記載されている。
週末だけ開催されていてバンコクからも行きやすい。その反面、観光客で大混雑しているとのこと。
バンコク中心部からもっとも近い。
100年ほど前にポメロとジャックフルーツの市場として始まった水上マーケット。
No
11471
撮影年月
2019年9月
投稿日
2020年04月03日
撮影場所
ダムヌン・サドゥアック / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA
モノクロの写真を108枚掲載。もちろんKINDLE UNLIMITEDでも読めます。