バンコクでもメークロンでも中国からの観光客を大勢見かけたけれど、ここではあまり見かけない。いるにはいるのだけれど、このダムヌン・サドゥアック水上マーケットには大挙してやって来てはいないようだ。もっとも中国からの観光客に限らず、全体的にあまり観光客がいなかった。市場の活気を感じるのは難しいけれど、結果として穏やかな時間を過ごすのにはいい場所になっていた。
このような状況は僕のような旅行者にはいいけれど、ここで働いている人びとにとってはそうではないだろう。タイ国政府観光庁のページによると、ここは昔からある地元の人の市場ではなく、文化の保存と観光のために作られた水上マーケットだ。つまり、もともとここは地元の人が日々の買い物に訪れる場所ではないのだ。観光客は少ないと、働いている人は商売あがったりに違いない。死活問題なのだ。
写真に写っているふたりの男も水上マーケットで働いていた人だ。ふたりは自分の店でもあるボートを人気のない場所に係留して休んでいた。暇なようだ。そして、ひとりはぼんやりと腰を下ろしていて、もうひとりは何か飲み物を飲んでいた。
2020年4月 人びと タイ | |
ボート ダムヌン・サドゥアック 休息 店主 |
No
11472
撮影年月
2019年9月
投稿日
2020年04月04日
更新日
2024年02月08日
撮影場所
ダムヌン・サドゥアック水上マーケット / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA