残念ながらダムヌン・サドゥアックにある水上マーケットは期待していたほど賑わってはいなかった。どちらかというと閑散としている。タイにある水上マーケットというと、ボートにカラフルな果物や野菜を載せて売り歩いている人が写っている写真をよく目にする。僕も水上マーケットを訪れれば、そのような写真を撮れるのだと期待していたけれど、甘かった。ちゃんと事前にいつが最も賑わっているのかなどを調べなければならないのだ。行き当たりばったりだと、今回のように閑散とした市場をのんびりと観光するはめになる。
観光客は少ない分、働いている人もやはり暇そうだ。写真に写っているふたりの女性もボートを運河の人気のない場所に停めてのんびりとしている。ふたりからは商売をしようという意気込みはあまり感じられない。
よく見てみると、ふたりは同じような帽子をかぶっていた。この辺りでは時折見かける帽子で、ンゴブと呼ばれるものだ。ノンラーと呼ばれるベトナムの編笠に似ているけれど、ノンラーが円錐状になっているのに対して、この帽子は頂上が平らになっている。中に頭部がフィットするインナーバンドがあり、空気循環のためのスペースが作られているので頭と不釣り合いに大きく見えるようだ。
2020年4月 人びと タイ | |
ボート ダムヌン・サドゥアック 縁のある帽子 リラックス |
No
11482
撮影年月
2019年9月
投稿日
2020年04月11日
更新日
2024年02月08日
撮影場所
ダムヌン・サドゥアック水上マーケット / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA