列車の本数は少ないのでのんびりと構えていたら、予想に反して切符を買うやいなや列車が近づいてきているのが見えた。列車はゆっくりと走っているものの、それでもすぐにプラットホームへと入ってくる。使い古された列車だった。そして、どこかで目にしたことがあるような外観だ。それもそのはず、この車両は日本製の中古車両だった。かつては日本を走り回っていた車両も、今ではミャンマーで第二の人生を送っているようだ。8年前にやってきた時には日本製の車両なんて見なかったから、経済制裁が解除された後にJRが使わなくなった車両をミャンマーに輸出したのだろう。
車両の外観は日本で使われていたときのままのように見える。行き先表示板も日本語で書かれたものが今でも使われている。日本で最後に使われた時には貸し切りで団体列車にだったのだろうか。行き先表示板には「団体」と表示されている。車両の前方に設けられている扉は走行中も開いていて、そこに男が立っていた。
2019年2月 ミャンマー 乗り物 | |
駅 列車 ヤンゴン |
No
10896
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年02月13日
更新日
2024年01月21日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
鉄道写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA