跨線橋に立って、まっすぐに伸びる線路を眺めていた。気温は高く、蒸し暑い。橋の上でじっとしているだけでも、どんどん汗が吹き出していた。しばらくすると女が環状線の線路の脇に現れた。チェック柄の傘を差している。ヤンゴンでは線路脇を歩いていても誰も何も言わない。危ないような気もするけれど、自己責任なのだろう。そもそもそれほど多くの列車は走っていない。
線路の先に見えるのはヤンゴン環状線のパーヤ・ラン駅だ。あまりやって来ない列車がタイミングよく停まっていた。傘を差した女性はプラットフォームに向かって歩いていたので、列車に乗ろうとしているように見える。でも間に合わない。列車は頻繁にやって来るわけではないから、一本乗り過ごすと面倒だけれども仕方がない。
2010年8月 町角 ミャンマー | |
線路 鉄道 列車 傘 ヤンゴン |
No
4478
撮影年月
2010年3月
投稿日
2010年08月19日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
鉄道写真
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM