当初は訪れるつもりはなかったものの、千葉県立美術館で江口寿史のイラストを観終えた僕は千葉市美術館にも行ってみようと思い立った。せっかく千葉市まで来たのだから、千葉市美術館にも足を伸ばしてみようと思ったのだ。地図で見ると千葉県立美術館から千葉市美術館までは近い。歩いて30分くらいの道のりだ。
埋め立てられた湾岸エリアにあった千葉県立美術館と打って変わって、千葉市美術館は中心市街地に立地している。それもそのはず、千葉市美術館はかつて銀行だった建物を利用して建てられたもの。1927年に建てられたネオ・ルネサンス様式の旧川崎銀行千葉支店をすっぽり覆うように建てられた美術館なのだ。
建物に足を踏み入れると、モダンな外観とは対照的なクラシックな空間が広がった。銀行だった時代には、8本の円柱が立ち並ぶネオ・ルネサンス様式のホールにカウンターがあったのだろうか。復元されたものとはいえ、かなり豪華な作りで現代の銀行とは雰囲気が異なる。昔の銀行は、このように威厳のあるものだったのかもしれない。今の銀行が失ってしまったのは信頼性だけではない気がしてきた。
2023年3月 千葉 町角 | |
バック・ショット 千葉市 博物館・美術館 |
No
12468
撮影年月
2023年1月
投稿日
2023年03月26日
更新日
2023年08月08日
撮影場所
千葉市 / 千葉
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 1.8/85