ボージョー・アウンサン・マーケットを後にして、僕は渡り廊下を渡ってニュー・ボージョー・アウンサン・マーケットへ戻った。この名前の似ているふたつの市場は通りを挟んで向かい合って建っていて、名前が示している通り、ニュー・ボージョー・アウンサン・マーケットの方が新しい。8年前にヤンゴンに来た時にはニュー・ボージョー・アウンサン・マーケットはなかったと思う。
名前は似ているものの、2つの市場の雰囲気は異なっている。ボージョー・アウンサン・マーケットが観光客向けのお土産を売るお店ばかりなのに対し、ニュー・ボージョー・アウンサン・マーケットは地元の人たち向けなのだ。そのためニュー・ボージョー・アウンサン・マーケットを歩いても、客引きがよってくることはない。カメラを持っていても、興味を示す人もあまりいない。人びとを観察するには最適な状況だ。
写真の若い女性もそうだった。僕が真正面に立ち止まっても、視線をこちらに向けることはない。まるで気づいていないようだ。彼女は机の上に置いたスマホの画面に見入っていた。きっと面白い動画を見ていたのだと思う。
2019年7月 ミャンマー 人びと | |
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No
11080
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年07月03日
更新日
2023年11月28日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA