雨が止んだので、パーヤ・ラン駅を出てヤンゴン中央駅へと歩き出した。線路は繋がっているけれど、列車はいつくるのか分からない。僕は歩いて向かうことにした。ヤンゴン中央駅の近くには面白そうな住宅街がある。この国で一番大きな都市の中央駅の辺りは、商業地域ではなく普通の住宅街になっている。そう聞いた僕はそこを訪れてみることにしたのだった。
駅の近くにやってくると、食堂と屋台が並んでいた。どれもこれも昔ながらのものだ。漂っている雰囲気もはやりの繁華街のそれではなく、どこか田舎町のものだ。ヤンゴンは急速に発展しているものの、中央駅の付近は開発されておらず、時代から取り残されてしまっていた。
屋台の前に立ち止まって、屋台の様子を眺めていた。テーブルの上には幾つものボウルが並べられていて、数人が椅子に座って食事をしていた。食事時ではなかったけれど、屋台は混んでいた。そして、なぜだかは分からないけれど、写真に写っている男の子は頭を掻いていた。
No
11084
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年07月06日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA
モノクロの写真を108枚掲載。もちろんKINDLE UNLIMITEDでも読めます。