作りかけの餃子を目にして、女性はおしゃべりに興じていた
鴨母寮市場の中を歩き回っていると、また餃子を作っている女性の姿を見かけた。机の上には、大きなボウルに餃子の中身が山盛りに盛られており、その隣には、束になった餃子の皮が整然と置かれている。
熊のプリントが可愛らしいエプロンを身につけた女性は、忙しそうに餃子を包んでいた。しかし、彼女は話しかけられると手を止めずにはいられないようで、頻繁に作業を中断しては同僚とお喋りを楽しんでいた。僕がカメラを向けた時も、女性は大袈裟な身振りを交えながら同僚と話しているところだった。その生き生きとした表情は、餃子を作る仕事にも活気を添えているようだった。
ちなみに、中華文化圏では餃子というと水餃子が主流である。焼き餃子ももちろんあるものの、どちらかと言えば残り物を活用した料理のイメージがあるようだ。まるで、肉屋が余った肉を使って揚げ物を作るのと似た感覚なのだろう。そんな文化背景を思いながら、女性の手際よい仕事ぶりを眺めていた。
| 2017年4月 人びと 台湾 | |
| エプロン ボウル 団子 食べ物 市場 台南 女性 |
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PHOTO DATA
No
10105
撮影年月
2016年9月
投稿日
2017年04月13日
更新日
2024年12月23日
撮影場所
台南 / 台湾
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA
