別名「モンキーアイランド」と呼ばれるだけあって、ムンバイ市街地の東に浮かぶエレファンタ島には猿が多い。人を襲うことはないと思うのだけれど、食べ物に関しては油断できない。僕の前を歩いていた観光客は、手に持っていたペットボトルを猿に奪われてしまった。猿は素早くボトルを強奪すると、器用に蓋を回して開け、中の水をゴクゴクと飲み始めた。その動作があまりにスムーズで、まるで日常的に行っているかのようだった。
<>その昔、僕もネパールのカトマンズにある寺院で、猿にコーラのペットボトルを奪われたことがある。あっさりと力で制されてしまい、僕は奪われたペットボトルの中身を塀の上に垂らしながら美味しそうに舐める猿を、ただ眺めることしかできなかった。その時の猿はペットボトルの蓋を回すことができず、直接飲むこともできていなかった。それに比べると、インドの猿は驚くほど器用だ。蓋を回して開けるのもお手のものだし、ボトルから直接飲むこともできる。このままいけば、プルトップの缶ジュースを開けられるようになる日も、そう遠くないのかもしれない。2025年3月 動物 インド | |
猿 ムンバイ ペットボトル 木 |
No
12827
撮影年月
2024年5月
投稿日
2025年03月07日
更新日
2025年03月09日
撮影場所
ムンバイ / インド
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R V
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF