横浜の関内をフラフラとさまよっているうちに、町の名前でもあり、通りの名前でもある日本大通りを越え、海のすぐ近くへやって来ていた。僕はそのまま進んで海に突き出ている大さん橋へと進む。ここは桟橋という名前が付いているものの、その形状はどこからどう見ても岸壁だ。
横浜港における主要なふ頭・客船ターミナルである大さん橋には通関や出入国手続きをする施設はもちろん、大きなホールまで備えているという欲張りなもの。屋上に上がればウッドデッキのエリアと芝生が敷かれた広場があり、24時間自由に出入りできる公園のようになっている。屋上広場の先には海が広がっていて眺望も良い。
客船に乗るような用事がなくとも大さん橋の屋上広場にわざわざやってくる価値はあると思う人は多く、広場には大勢の人がいた。海に突き出た大さん橋の周囲に背の高い建物はなく、屋上広場は冬の太陽に直接さらされていた。海の上だからか日差しは思いの外強い。ふと下の方を眺めると、シルエットになった人びとがウッドデッキの通路を歩いているのが見えた。
2022年4月 町角 神奈川 | |
桟橋・橋脚 シルエット 横浜 |
No
12234
撮影年月
2022年2月
投稿日
2022年04月13日
更新日
2024年07月19日
撮影場所
横浜 / 神奈川
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS LOXIA 2/35