果物売りが並ぶ薄暗い道の先に黄金のスーレー・パヤーが輝いていた

道の先で輝くスーレー・パヤー
道の先で輝くスーレー・パヤー
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ヤンゴンのダウンタウンは碁盤の目に道が走っていて、とても分かりやすい。旅行者であって自分のいる場所を見失うことなく町を散策できるくらいだ。僕は地図に頼ることなく、着々と自分の宿へと近づいていた。宿があるのはチャイナタウンだった。

他の東南アジア諸国の大きな都市と同じように、やはりヤンゴンにも大きな中華街があるのだ。もっとも、横浜や長崎やバンコクなどと違って、入り口に立派な中国様式の門が立っている訳ではないので、正確にどこからどこまでがチャイナタウンなのかは定かではないけれど。それにしても、大勢の華僑の人びとがここでも生活していることを考えると、そのうち世界は中国人で埋め尽くされてしまうような気がしてしまう。

チャイナタウンの道を歩いていると、道路脇で大勢の行商人が商売をしていた。みな大きな籠を地面に置いて、果物を売っている。ふと視線を上げると、道の先にスーレー・パヤーが見えた。仏塔はライトアップされて、暗闇の中で光り輝いていた。

ちなみに本などでは、仏塔のことをミャンマー語ではパヤーというと書いてあることが多いけれど、地元の人たちの発音を聞いていると、ピャヤーと言っているように聞こえる。

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ENGLISH
2018年10月 町角 ミャンマー
果物 通り 露天商 仏塔 ヤンゴン

PHOTO DATA

No

10773

撮影年月

2018年9月

投稿日

2018年10月24日

更新日

2024年01月07日

撮影場所

ヤンゴン / ミャンマー

ジャンル

夜間写真

カメラ

SONY ALPHA 7R II

レンズ

SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA

日本国外で撮影した写真とエッセイ

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