市場の中をぶらついていると、ぽつんと置かれた大きなザルが目に留まった。誰もいないその場所に、緑色の野菜が山盛りになっていた。最初はインゲンだと思い込み、特に気にもせず眺めていたのだが、近づいてよく見てみるとそれは青唐辛子だった。
インゲンだと思っていたときはただの野菜としてしか認識していなかったのに、それが青唐辛子と分かった瞬間、無意識のうちに辛さを想像してしまう。思わず舌先に刺激を感じるような錯覚さえ覚える。見た目は似ていても、知識ひとつで感じ方がこれほど変わるものなのか、と妙に感心してしまった。これがまさに「条件反射」というやつなのだろう。
2025年1月 食べ物 インド | |
唐辛子 市場 ムンバイ |
No
12780
撮影年月
2024年5月
投稿日
2025年01月29日
撮影場所
ムンバイ / インド
ジャンル
食物写真
カメラ
IPHONE 14 PRO