駅構内にはあちらこちらに商売をしている行商人の姿があった。ほとんどが女性だ。中には子ども連れて商売をしている。他に子守をしてくれる人がいないのだろう。子守をしながら仕事をしているのだ。写真の幼い男の子もそのように親に連れられて駅にやって来たのだろう。
プラットホームの端にやってくると、幼い男の子はひとりで遊んでいた。お母さんの姿は近くに見当たらないけれど、駅の何処かで野菜でも販売しているに違いにない。男の子は僕のカメラをチラッと見ただけで、ひとりで遊び続けている。写真を撮られることよりも、ずっと分岐器の方に関心があるようだ。それはそうだろう。僕だってプラットホームの端に設置されていた分岐器に興味津々だ。分岐器は無造作に設置されていて、誰でも手で触れられるようになっていた。僕にだって、近づいていってその大きなレバーを動かすことができそうなくらいだ。もし勝手にレバーを動かしたら、駅構内は大騒ぎになってしまうことだろう。
2019年3月 ミャンマー 人びと | |
男の子 駅 ヤンゴン |
No
10947
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年03月25日
更新日
2024年01月17日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA