プラットホームをウロウロとしているうちに列車が駅に入ってきた。車両の乗降口の前に立っていると、列車が停まるやいなや直ぐに乗客が中から出てくる。その中には行商人の姿もあった。列車の中で商売していたのだろう。おそらくはここダニンゴン駅で降りて折り返すのに違いない。
プラットホームにはベンチも置かれていた。地元の人がベンチでくつろいでいる。ベンチはプラットホームの上にあるのにもかかわらず、そこに腰を下ろしている人びとが列車を待っている人なのか、駅構内で売られている生鮮食品を買いに来た人なのかを見極めるのは難しい。見たところ、ほとんど人が食品を買い求めに駅構内にやって来た人のように見えるけれど、実際のところはどうなのだろう。
写真の三人も買い物にやって来た人に違いない。さっきやって来た列車を余裕綽々で見逃していたし、そもそもプラットホームに列車が入ってくるのかどうかも気に留めてはいないようだ。三人のうちのひとりはお母さんだった。横には幼い子どもが寝転がっている。お母さんはおっぱいをさらけ出して、幼子の見せている。でも、授乳しようと思っているのはお母さんだけで、肝心の幼子はおっぱいを眺めるだけで吸い付こうとはしていなかった。お腹が減っていないのかもしれない。そのような中、手前に腰掛けていた女の子は僕のカメラを見ながら笑っていた。
2019年3月 ミャンマー 人びと | |
女の子 親子 笑顔 駅 ヤンゴン |
No
10943
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年03月22日
更新日
2024年01月17日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA