ロープウェイが雲で覆われた函館山の山頂に向かって消えていった

雲の中に消えていくロープウェイ
雲の中に消えていくロープウェイ
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函館山の山頂はすっかりで覆われていて、麓からは何も見えなかった。雲の中に向かってロープウェイのケーブルだけが伸びていた。山頂からの眺望がいいのがウリの函館山だけれど、この天候では登っても楽しめないに違いない。そう思いながら眺めていると、山麓ステーションから現れたロープウェイがスルスルと山頂に向かって上がっていき、雲の中に消えていった。

日本三大夜景のひとつにも数えられる函館山も、気軽に夜景を楽しめるようになったのは第二次世界大戦後からだ。今では単なる観光名所のイメージしかない函館山も、第二次世界大戦が終わるまで大日本帝国陸軍の要塞だったため、一般人は入山できないだけでなく、写真撮影・スケッチ・函館山に関する出版なども制限されていたという。そのような情報統制がされている中、夜景を楽しめたのは山頂の砲台に配置された兵士だけだったのだ。

面白いのは函館山全体が軍事機密になることで、地形図からも削除されてしまったこと。地図なのにあるはずのものが記載されていないのは、なんだかモヤモヤしてしまう。地図に対する冒涜のように思えてしまうけれど、地図を見てもわからないようにするのが目的なのだから仕方がないのかもしれない。

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2022年9月 北海道 乗り物
函館
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PHOTO DATA

No

12372

撮影年月

2022年6月

投稿日

2022年09月16日

撮影場所

函館 / 北海道

ジャンル

ストリート・フォトグラフィー

カメラ

SONY ALPHA 7R II

レンズ

ZEISS LOXIA 2/35

函館山ってどこ?

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