横浜に赤レンガ倉庫があるように、同じく条約で開港した函館にも赤いレンガで建てられた倉庫群が残っている。金森赤レンガ倉庫だ。建てられたのも横浜赤レンガ倉庫と同じように1900年代の初頭。横浜赤レンガ倉庫ができたのは1911年、現在の金森赤レンガ倉庫ができたのは1909年だ。赤レンガを使って耐火性に優れた倉庫を建てるのは、当時の最先端のテクノロジーだったようだ。
似ているのはそれだけではない。時代の移り変わりとともに倉庫としての役割を終え、第二の人生を歩んでいるところもそっくりなのだ。保税倉庫だった横浜赤レンガ倉庫も、金森洋物店の営業倉庫だった金森赤レンガ倉庫も今では倉庫としては使われていない。歴史的建造物としてリノベーションされて、観光スポットに変貌しているのだ。
そう。金森赤レンガ倉庫の辺りはちょっとした函館のおしゃれスポットになっているようで、歩いている観光客の姿は多い。コロナ禍で少ないとタクシーの運転手が嘆いていたけれど、それなりの数の観光客が函館にやって来て、海辺に建つ倉庫を訪れている。中には仲睦まじく海を眺めているカップルの姿もあった。
2022年9月 北海道 人びと | |
カップル 函館 海 空 |
No
12379
撮影年月
2022年6月
投稿日
2022年09月29日
更新日
2023年08月10日
撮影場所
函館 / 北海道
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS LOXIA 2/35