質素な住宅が密集しているヤンゴン中央駅近くの住宅街の中に小さな川が流れていた。家々の間を曲がりくねりながら伸びる路地と違って、小川は真っ直ぐに流れている。人工的な感じだ。あるのかどうかは分からないけれど、都市計画が練られた結果、真っ直ぐに作られているのだろう。
家屋が無秩序に建てられている住宅街と、真っ直ぐに流れて水が淀む場所がない川は対照的だ。真っ直ぐに伸びる小川は、無秩序の中にぽつんと存在する理性かもしれない。理性だけの世界は生き辛い。
小川の脇に小さな雑貨屋があった。店頭にこれでもかと商品が陳列されていて、お店自体は僕のいるところからは見えなかった。その代りに、お店の横にロンジーを穿いた女性が立っているのが見えた。店の中にいる人と話をしているようだ。しばらくすると女性は目を細めながら大笑いしていた。
2019年7月 町角 ミャンマー | |
大笑い 雑貨屋 ロンジー 河川 女性 ヤンゴン |
No
11094
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年07月12日
更新日
2023年11月26日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA