夕日がプラットホームにも降り注いでいた。列車を待っている間、僕は広々としたプラットホームの上をウロウロと徘徊していた。そうしていると、駅室から駅員が出てくるのが見えた。駅員はプラットホームの中ほどに立ち止まると、線路の方の様子を窺っている。
おそらくは、列車が近付いてきているのだろう。その列車が僕が乗ろうとしている列車であることを願いつつ、待っていると列車がプラットホームに入ってきたのだった。でも、僕が乗りたい列車ではなかった。列車は暫く停車すると、黄昏の中を走り去っていった。
2017年5月 人びと 台湾 | |
嘉義 プラットホーム 駅 |
No
10152
撮影年月
2016年9月
投稿日
2017年05月23日
更新日
2023年09月09日
撮影場所
嘉義 / 台湾
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA