入った部屋には多くの陶磁器が展示されていた。今でこそ、西洋にもマイセンやらウエッジウッドなどの陶磁器メーカーがあるけれど、もともとは中国発祥の技術だ。西洋で作られるようになる前は、王侯貴族はこぞって中国から陶磁器を輸入していたのだった。そのため、英語でCHINAというと中国の国名と同時に陶磁器のことも差すのだ。
展示品に書かれている説明書きを読めば、それがどれくらい古いものなのかは分かるけれど、その良し悪しは素養のない僕には全くわからない。しばらくすると、僕の関心は陶磁器そのものから陶磁器を眺めている人びとに移ったのだった。見ていると、僕と同じように特に興味なさそうに見ている人もいれば、かなり熱心に見入っている人もいる。写真の女性はその中間くらいだった。
2017年5月 人びと 台湾 | |
嘉義 博物館・美術館 女性 |
No
10144
撮影年月
2016年9月
投稿日
2017年05月16日
更新日
2023年09月09日
撮影場所
嘉義 / 台湾
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA