嘉義の駅から少し離れた場所を歩き回っていた。この辺りには古い家屋が建ち並んでいる。第二次世界大戦前、日本統治時代に建てられたものだろう。具体的にどこが日本的なのかと問われると、明確には答えられないのだけれど、どことなく古き良き日本の雰囲気が漂っている。
家屋と家屋の間に細い路地が一本走っていた。その路地が妙に気になり、奥の方を覗き込んでみた。すると、そこにも同じような古い家屋がひっそりと建っていた。通りに面している建物だけではなく、裏側にもこうした昔ながらの家屋が並んでいるようだった。
その光景には、今となっては少し失われた時間の痕跡のようなものが感じられた。それが懐かしいのか、ただ不思議なのかは、自分でもはっきりとわからなかった。
2017年5月 建築 台湾 | |
路地 嘉義 家屋 |
No
10149
撮影年月
2016年9月
投稿日
2017年05月21日
更新日
2024年12月05日
撮影場所
嘉義 / 台湾
ジャンル
建築写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA