市ヶ谷にある亀岡八幡宮は、小高い丘の上に建立されている。今では周囲を高い建物に囲まれてしまっているが、昔はさぞかし眺めの良い場所だったに違いない。歴史ある神社は少し周囲よりも高い場所に建てられていることが多く、東日本大震災でも神社が津波の被害を受けることはあまりなかったという。
その理由は、高貴な存在が高い場所から市井の人々を見下ろしたいからだと思っていたが、そうではないようだ。かつては現在よりも海面が高く、海辺に建てられた神社が、海岸線の後退とともに小高い丘の上に取り残されることが多かったのだという。
この市谷亀岡八幡宮も、これほど高い場所にあるからには相当に歴史があるのかと思ったが、実際は太田道灌によって建立されたもので、それほど古くはない。いずれにしても、この階段を登っていくのは大変そうだ。都内では愛宕神社にある出世の階段が急峻で有名だが、ここも負けず劣らず急な階段だった。
2017年8月 町角 東京 | |
市ヶ谷 神社 階段 鳥居 |
No
10245
撮影年月
2017年2月
投稿日
2017年08月12日
更新日
2024年11月13日
撮影場所
市ヶ谷 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA