市ヶ谷にある亀岡八幡宮は小高い丘の上に建立されていた。今ではすっかり周囲を高い建物に囲まれてしまっているけれど、その昔はさぞかし眺めの良い場所だったに違いない。歴史ある神社はちょっと周囲から高い場所に建てられていることが多い。東日本大震災でも、神社が津波の被害を受けることはあまりなかったと言う。
その理由は高貴な存在は高い場所から市井の人びとを見下ろしたいからだとばかり思っているいたけれど、そうでもないようだ。かつては今よりもずっと海面が高かったから、海辺に建てられた神社は海岸線の後退とともに小高い丘の上に取り残されてしまったという場合が多いのだという。
この市谷亀岡八幡宮もこれほど高い場所にあるから、相当に歴史があるのかと思ったら、太田道灌が建立したとのことでそれほど古いものではない。いずれにしても、この階段を登って行くのは難儀そうだ。都内では愛宕神社にある出世の階段が急峻で有名だけれど、ここの階段も負けじと急峻だった。
2017年8月 町角 東京 | |
市ヶ谷 神社 階段 鳥居 |
No
10245
撮影年月
2017年2月
投稿日
2017年08月12日
更新日
2021年05月26日
撮影場所
市ヶ谷 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA