護岸された川沿いを歩いていた。ジャカルタの住宅街を流れる川は、大雨になったら溢れてしまう危険があるようで、両岸はしっかりとコンクリートの壁で覆われている。この川が溢れてしまったら大変だ。ここでは川のすぐ横まで住居が迫っている。大災害になってしまうに違いない。
でも、僕が歩いていた時は晴天で、川の水嵩が高くなるような危険性は全く無かった。川のあるところには高いビルがなく、空が開けている。大空に向かって凧揚げするには絶好の気候だった。写真の男の子も、コンクリートの壁の上を歩きながら、青空に凧を揚げていた。細い壁の上を行き来しながら、凧紐を操っているのだった。
その一方で、川沿いの道に視線を落とすと、青い帽子の男が台車を押していた。男はガスボンベを運んでいた。なぜだか知らないけれど、ジャカルタで見かけるガスボンベはみな緑色だ。この男性が運んでいるガスボンベも緑色のものばかりだった。日本では、気体用のボンベは内容物によって本体の塗装色が定められているから、インドネシアでも屋台などで使用するのは緑と定められているのかもしれない。
2020年9月 インドネシア 人びと | |
男の子 ガスボンベ ジャカルタ 凧 男性 |
No
11683
撮影年月
2020年1月
投稿日
2020年09月29日
更新日
2023年08月30日
撮影場所
ジャカルタ / インドネシア
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF