同じ仕草であっても、国や文化によってそれが表す意味が異なることがある。単に違う意味になるだけだったら、笑い話になるだけで済むけれど、意図せず相手を侮辱するようなことになってしまえば、面倒に巻き込まれてしまうかもしれない。
例えば、ブルガリアでは日本やほとんどの欧米諸国と違ってうなづくという仕草が否定を意味する。首を縦に動かしながらネー(ブルガリア語でNo)、と否定するのだ。これがややこしい。黙って首を縦に振られると否定しているのか、はたまた僕が外国人だから気をつかって肯定しているのか、考えれば考えるほど分からなくなるのだ。でも、これは笑い話で済むだろう。
それに対して親指を立てるという仕草は国によっては相手を侮辱する意味合いを持つこともあると言う。ここインドネシアでは日本や欧米諸国と同じように肯定的なニュアンスを持つけれど、アフガニスタンやイランなどでは良くない意味になるようだ。肯定的なニュアンスで親指を立てても、意図せず相手の逆鱗に触れてしまう。まさに文化のすれ違い。悪いことをしているという自覚が無い分、このような勘違いに気がつくのは難しいに違いない。
親指を立てて肯定的なニュアンスを示すのFACEBOOKのいいねボタンにも採用されている。このような国では、FACEBOOKのいいねボタンはどのような図柄になっているのだろう。
2020年10月 インドネシア 人びと | |
帽子 ジャカルタ 男性 サムアップ 白い歯 |
No
11706
撮影年月
2020年1月
投稿日
2020年10月22日
更新日
2023年08月18日
撮影場所
ジャカルタ / インドネシア
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF