野菜を手にした男

ビニール袋を持つ痩せた男
インドのコルカタで撮影 オザワテツ

やせ細った男はチョーメンを出す屋台の料理人だった

男がコルカタの路地で椅子に腰を下ろしていた。頬が痩けていて、首の長い男だった。男は野菜の入ったビニール袋を膝の上に載せていた。ちょうど材料の仕入から戻ってきたばかりのところだった。息が上がっている。男が働いている屋台はチョーメンを出す屋台だった。チョーメンという音を聞くだけではいまいちピンとこないが、漢字で書くと炒麺となる。チャーハンの「飯」が「麺」に変わっているのだ。中国料理由来の焼きそばのことをこの辺りではチョーメンと呼ぶのだった。男の傍らにはガスボンベが見える。美味いチョーメンを作るには、強い火力が必要なのだろう。

膝の上の野菜はチョーメンに入れる具材なのだろう。材料を仕入れて、これからが男の仕事の始まりのはずだ。しかし、男は既に疲れきっているように見える。仕事が始まる前に疲れてしまうなんて、満員電車に揺られてから仕事を始める日本のサラリーマンのようだ。

ENGLISH

チョーメンとは?

炒麺(チャーメン、チャウミン 英: Chow mein)は中華麺を使った中華料理の一つ。日本でいうところの焼きそば。中華麺を野菜や肉などの具材とともに炒めたものと、鉄鍋で焼いた(あるいは揚げた)麺の上に片栗粉でとろみをつけた餡をかけたものに大別される。(中略)インドやネパールにおいてもポピュラーな料理であり、都市から田舎まであらゆるレストランで取り扱われている。いわゆるカレーに類似した料理が常食の地域らしく、様々な香辛料(ガラムマサラ)と食材を一緒に煮込んで作られる。レストランなどでは vege chowmien, egg chowmien, cheese chowmien などといった呼称が使われており、それぞれ表記どおりの組み合わせである。

コルカタってどこ?

PHOTO DATA

No

5739

撮影年月

2011年6月

投稿日

2011年09月23日

撮影場所

コルカタ / インド

ジャンル

ポートレイト写真

カメラ

OLYMPUS PEN E-P2

レンズ

M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42MM

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