両手でサムズアップした陽気な男

両手でサムズアップした陽気な男
インドネシアのジャカルタで撮影 オザワテツ

話しかけてきた陽気な男は口を開けながら両手でサムズアップしてくれた

何がその違いを生み出す原因になるのかはわからないのだけれど、国民性の違いというものは存在する。外国で観光名所でもない何の変哲もない場所を歩いていると、外国人である僕がそのような場所を歩いていることに興味を示す人はどこの国にもいる。でも、その度合いは国によってかなり違うような気がする。

僕が今まで訪れた国の中で、地元の人がもっとも好奇心旺盛だったのはバングラデシュだ。バングラデシュを訪れた当時はまだフィルムカメラを使っていて、しばらくシャッターを切っているとフィルムを交換する必要が出てくるのだけれど、道端にしゃがんでフィルムの交換をしていると、こっそりと作業をしているのにもかかわらず、いつの間にか周りに人集りができているのだ。地元の人は外国人が道端にしゃがんで何をしているのかと気になって、気になったら自分で確認せずにはいられないようなのだ。また、フィルムを交換していなくとも、道端でたむろしている人の注意を意図せず惹きつけてしまうことは多かった。

ここジャカルタにはバングラデシュの人ほど好奇心旺盛な人はあまりいない。ふらふらと何の変哲のばい場所を歩いていても視線を感じることは少ないし、声をかけられることもあまりない。そのようなジャカルタの町で、珍しく好奇心を顕にしてきた男がこの写真の男だ。

カメラを持って歩いている僕に声をかけてきた陽気な男は、自分の写真を撮れ撮れと言ってきた。そして、ただ撮られるだけでは面白くないと思ったのだろう。 横を向いて口を大きく開けながら両手の親指を立ててくれたのだった。

EN

ジャカルタってどこ?

PHOTO DATA

No

11732

撮影年月

2020年1月

投稿日

2020年11月17日

撮影場所

ジャカルタ / インドネシア

ジャンル

ストリート・フォトグラフィー

カメラ

SONY ALPHA 7R II

レンズ

ZEISS BATIS 2/40 CF

写真集を販売中
TRIVIAL MOMENTSという写真集をAMAZON KINDLE STOREで絶賛販売中です

モノクロの写真を108枚掲載。もちろんKINDLE UNLIMITEDでも読めます。

Amazon.co.jpで詳細を見る

アーカイブ