公園の片隅に大きな金属製の顔が保存されている。大きな鼻の顔だ。これはかつてこの公園にあった上野大仏の顔なのだ。顔しか残っていないのは、顔意外の部分を第二次世界大戦中に軍部に供出してしまったせいらしい。
いくら金属が不足していたからといって、仏像で兵器を作ったりしたら罰が当たるのではなかろうか。仏陀の耳に入ったら呆れてしまうに違いない。そう思いながらこの顔を見ると、なんだかとても不満そうな感じに見えてきた。
2015年7月 静物 東京 | |
仏像 顔 上野 |
No
9387
撮影年月
2015年6月
投稿日
2015年07月27日
更新日
2023年10月03日
撮影場所
上野 / 東京
ジャンル
静物写真
カメラ
SIGMA DP2 MERRILL