上野公園の桜並木を歩いていると、脇に小山があるのに気が付いた。好奇心に駆られて、小山に上に登ると、そこには大きな顔が安置されていた。上野大仏だった。
かつては高さ約6メートルもある釈迦如来坐像の一部だったのだという。関東大震災で頭が落ちてしまった後、身体の方は第二次世界大戦の時に軍需金属資源として供出されてしまったようだ。今では顔だけが公園の一角に静かに佇んでいるのだった。頭だけになってしまっても、仏像は穏やかな顔をしていた。
2008年1月 静物 東京 | |
仏像 顔 頭 上野 |
No
1312
撮影年月
2007年10月
投稿日
2008年01月10日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
上野 / 東京
ジャンル
静物写真
カメラ
CANON EOS 1V