バンコクの王宮エリアにあるホテルへ向かっていた。この時歩いていた場所から王宮エリアまではまだまだ距離があった。歩いたら一時間くらいだろうか。もちろん、タクシーやバンコク名物であるトゥクトゥクに乗れば、あっという間に着いてしまうことは分かっている。でもそれは僕の流儀に反する。訪れた町をよりよく知るには、町の道という道を歩き回らなねばならないという、ある種の強迫観念が僕にはあるのだ。この時も、その強迫観念に取り憑かれていたので、ただひたすらにバンコクの道を歩いていた。
歩いていると、町のお店や暮らしている人びとの様子がよく分かる。そうこうしているうちにお腹が減ってきた。キョロキョロしながら小腹に入れるものを探していると、写真の男に会ったのだった。童顔の男は道端で串に刺したソーセージを売っていた。美味しそうな匂いに惹かれて、迷うこと無くこの男からサイクロークというタイのイサーン地方の名物であるソーセージを買う。そして写真もついでに撮らせてもらった。
2018年5月 人びと タイ | |
エプロン バンコク 露天商 無精髭 青年 |
No
10557
撮影年月
2017年9月
投稿日
2018年05月11日
更新日
2024年02月16日
撮影場所
バンコク / タイ
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA