クロントゥーイ区にある同じ名前を冠した市場は広大だった。そして、その広大な敷地にびっしりとお店が建ち並んでいる。ここで売られているのは食材がメインで、地元の人たちで賑わっている。僕は人混みに紛れて市場の中をウロウロしていた。
どの通路にも大勢の買い物客の姿があった。ここは観光客向けの市場ではないので、歩いている人のほとんどは地元の人だ。ここに食材を仕入れに来ているのだ。そして、通路のところどころには買い物客が小腹を満たせるような軽食を売る屋台が出ている。
写真の黄色のエプロンをした男もそのひとりだ。男は通路の真ん中にワゴンを置いて、蒸したトウモロコシを売っていた。ワゴンの上には熱々のトウモロコシが山積みになっている。
よく見てみると、ワゴンの上のトウモロコシの間には蒸し器が見える。男はここで蒸したものを、その場で売っているのだった。蒸し終わったトウモロコシを男は素手で掴んでワゴンの上に並べている。蒸し終わったばかりのトウモロコシはかなり熱いと思うけれど、男にとっては手慣れたものらしい。ひょいひょいと載せていた。
クロントゥーイ市場はラーマ4世通りとラッチャダーピセーク通りが交差するところにある。フアランポーン駅からだと大体5キロくらいで、ルンビニー公園からだと2.5キロくらいだ。バンコク・メトロだとブルーラインのクロントゥーイ駅かクイーン・シリキット・ナショナル・コンベンション・センター駅が最寄りの駅になる。どちらもちょっと離れているけれど、クイーン・シリキット・ナショナル・コンベンション・センター駅の方がちょっとだけ市場へ近い。
No
11397
撮影年月
2019年9月
投稿日
2020年02月11日
撮影場所
バンコク / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
RICOH GR III