年末ではない上野のアメ横はそれほど混んでいるわけではないものの、それなりに人が歩いていた。並んでいるお店を眺めながら歩いていると、魚などの食材を売るお店に混じって軽食などを出すお店があるのに気がつく。ここには食材の買い出しに訪れる人が多いと思っていたので、食堂を見かけると少々意外に思ってしまう。
でもよくよく考えてみると、食材を販売するお店が並んでいるところに食堂があるのは古今東西同じだ。昔、町中に食堂やレストランのあまりない中央アジア(例えばウズベキスタン)を旅していたときに空腹を感じると、料理するわけでもないのに市場に行っていたのを思い出す。町中ではレストランを見つけるのが容易ではないので、手っ取り早く食堂がある可能性の高い市場に行っていたのだ。
東京都内でも同じだ。中央アジアと違って食べるところを探すのに苦労しないものの、食材を扱う市場でやはり食堂やレストランが営業している。今は移転してしまったものの、築地だってほとんどの一般人にとっては食材を購入するところというよりも、うまいものを安く食わす店があるところくらいの認識だったのではないだろうか。
どこの国でも食材を扱うお店の近くでは食堂やレストランなどのお腹を満たしてくれる店舗も営業している。食材ばかりを眺めていると、お腹が減ってくる人が多いのかもしれない。
2021年9月 人びと 東京 | |
顔 メーキャップ 御徒町 看板 女性 |
No
12028
撮影年月
2021年2月
投稿日
2021年09月13日
更新日
2023年08月18日
撮影場所
御徒町 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF