ラーメン横丁と聞くと、札幌にあるラーメン店が軒を連ねる小路をまっさきに思い浮かべる。札幌を訪れた際にどのお店で食べるのがいいのかタクシーの運転手に尋ねたところ、うまいラーメンを食べたいのなら、観光地化しているラーメン横丁で食べないほうがいいとアドバイスされたのが印象的だった。
そんな遠い北国に存在する観光地だと思っていたラーメン横丁も、気がついたら自分の暮らす東京周辺にも点在するようになっていた。新横浜にあるラーメン博物館とは別に横浜関内に館内ラーメン横丁があり、横丁という名を冠していないものの品川と東京駅にラーメンストリートがある。そして、この日歩いていた御徒町にも御徒町らーめん横丁があるのだった。
秋葉原から御徒町に向かって線路沿いを歩いていくと、御徒町駅に辿り着く前にそれは現れる。横丁という名前にふさわしく、立派な建物ではなく線路のガード下にラーメン店が並んでいた。単なるラーメン屋も高架線路を支える橋脚と橋脚の間に垣間見えると、なんだかミステリアスで魅力的なお店のように見えてくるから不思議だ。
2021年9月 町角 東京 | |
御徒町 桟橋・橋脚 レストラン 窓 |
No
12024
撮影年月
2021年2月
投稿日
2021年09月09日
更新日
2023年08月18日
撮影場所
御徒町 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF