乗り込んでしばらくすると列車はアナウンスもなく静かに動き出した。車両は日本の中古車両に置き換わったけれど、進むスピードは大して変わっていない。駅を出ても、列車はゆっくりと走り続けている。その一方で、運賃には変更があったようだ。8年前に乗った時には外国人料が設けられていて、地元の人に比べたら高い料金を払ったような気がするけれど、今回は地元の人と同じように払ったのはたったの200チャットだった。日本円だと大体14円くらい。確か外国人料金でさえも2米ドルでべらぼうに高いという訳でもなかったのに、もっと安くなっていた。
車内にはエアコンがなく蒸し暑い。その代りに窓という窓は開けられていて、柔らかな風が車内に吹き込んでいる。マイルドな風に当たりながらガタンゴトンと揺られていると、眠くなるのも仕方がない。幸運にも座席を確保できた乗客のほとんどはうたた寝をしている。写真の女性も窓辺で頬杖を突きながら寝ていた。口を開けて寝る姿は、とても心地よさそうだった。
2019年2月 ミャンマー 人びと | |
車窓 昼寝 列車 女性 ヤンゴン |
No
10898
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年02月14日
更新日
2024年01月21日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
スナップ写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA