列車がヤンゴンのパーヤ・ラン駅に停まっていた。車窓はみな全開だ。エアコンが無い車内はただでさえとても暑く、閉め切ったりでもしたら大変なことになってしまう。この辺りを走る列車はどれもこれも窓を開けて走っているのが普通だ。
開いた窓からは乗客の姿が見えた。ほとんどの乗客は窓に背を向けて座席に座っていたのだけれど、半身になって外を眺めている男もいる。ぼんやりとした顔をしていて、何か心配事でも抱えているようだ。停車時間が終わり列車が動き出しても、男は全く表情を変えることなく、そのまま表情を変えることなく去っていった。
2015年1月 ミャンマー 人びと | |
うつろな顔 車窓 列車 ヤンゴン |
No
9006
撮影年月
2010年2月
投稿日
2015年01月18日
更新日
2024年01月21日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM