ヤンゴン中央駅のプラットホームをうろついていた。出発するのを待っている長距離列車が停まっていて、乗客たちはもう既に乗り込み始めている。車両の中を覗くとあちらこちらの座席に乗客が座り込んでいるのが見えた。見たところ、この列車は混んでいないようだ。というよりもかなり空いている。ボロボロの車両の長距離列車というと人が鈴なりになったインドやバングラデシュの列車を思い起こしてしまうけれど、ミャンマーの列車はそのような状態にはならないようだ。今回は列車で移動するつもりはなかったけれど、移動するならこのような空いている列車で旅したいものだ。
車両に沿って歩いていると、窓辺に腕が伸びているのが見えた。窓は構造上全部を開けることできないため、半分だけ開けられた窓枠の上に手を置いて指だけを外に出していた。エアコンの付いていない車内は走っている間はまだしも、停車している間は暑くてかなわないに違いない。指だけを外に出していた人は暑苦しい車内で指先だけでも新鮮な空気に触れたいと思っていたのかもしれない。
2019年7月 ミャンマー 乗り物 | |
車窓 指 列車 ヤンゴン |
No
11115
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年07月26日
更新日
2020年01月16日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA