通りにはレストランも何軒かあるけれど、ほとんどは観光客に縁のないお店ばかりだった。地元の人の多くは観光産業とは縁のない日常を送っているようだ。
僕が通りかかった際に中を覗いたお店も、観光客を相手にしているお店ではなかった。薄暗い店の中にはアイロン台が幾つか置かれていて、奥に見える棚の上には仏像が幾つも置かれている。手前の台にはアイロンを手にした女性がいた。女性はアイロンがけ職人で、ここはアイロン屋のようだった。しばらくすると、女性は僕が戸口に立っているのに気がついた。そして、仕事の手を止めて微笑んでくれたのだった。
日本ではアイロンがけはクリーニング屋が同時にすることが多いような気がするけれど、ここではクリーニング屋とアイロンがけ屋は別の職業なのかもしれない。この小さなお店ではクリーニングをしているような様子はなかった。洗濯自体は他の場所でやっているような気がする。そういえば、インドでもこのようにアイロンがけだけ生業としているお店をときどき見かけたような気がする。
2018年3月 人びと タイ | |
バンコク アイロン 笑顔 女性 |
No
10492
撮影年月
2017年9月
投稿日
2018年03月25日
更新日
2024年03月07日
撮影場所
バンコク / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA