アイロン掛け職人の男がちょうどアイロンを掛けていた。男の使っているアイロンには電源コードが見当たらない。どうやら電気ではなく、石炭で温めて使うようだ。この辺では、ミシンだけでなく、アイロンもまたアンプラグドらしい。
使い古されたアイロンは、それでもまだまだ使えそうに見える。構造がシンプルな機械はなかなか壊れないし、壊れたとしても修理が簡単に違いない。そんなアイロンを使っていた男は、僕の存在に気が付いているはずなのに、こちらを見ることもなく黙々と働いている。寡黙な人のようだ。もちろん、男はビシッとアイロンの掛かったワイシャツを着ていた。
2015年6月 インド 人びと | |
アイロン ムンバイ アイロンかけ職人 |
No
9298
撮影年月
2010年9月
投稿日
2015年06月13日
更新日
2023年10月03日
撮影場所
ムンバイ / インド
ジャンル
スナップ写真
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM