男がナシークにある小さな店の中で働いていた。店先に設けられたちょっと低いカウンターに立っていた男はアイロンかけの職人だった。昔ながらのアイロンを手にして、ちょうどアイロンをかけているところだった。
インドを旅していると電動化していない足踏み式ミシンを今でも使っている職人を目にするのは珍しくなく、この男が使っているアイロンもまた電気で加熱するタイプではなかった。いわゆる炭火アイロンと呼ばれるもので、中に入れた炭火の熱でしわをのばすものだ。
この辺りで目にする道具には電化されていないものが多い。電動洗濯機も珍しいため、川に行くと手で洗濯している女性を見かけるし、ミシンも足踏み式。そしてアイロンがけも炭火使って行われるのだった。
2011年4月 インド 人びと | |
アイロン 男性 ナシーク アイロンかけ職人 |
No
5426
撮影年月
2010年9月
投稿日
2011年04月30日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
ナシーク / インド
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM