バンコクにあるエラワン廟は小さいながら地元の人に大変人気のある廟だ。早朝にやって来ても、日が暮れてやって来ても、いつ来ても黄金のブラフマー像の周りに参拝客の姿が見える。
ほとんどの参拝客は境内で売られている花とロウソクを買って、像の周囲に設けられた祭壇に奉納していた。祭壇はすぐに奉納物でいっぱいになってしまい、係の人がこまめに山積みになった奉納物を整理している。
中には花とロウソクを奉納するだけでは満足できない参拝客もいるようで、ここでは舞を奉納することも可能だ。境内の端に屋根のついた場所があって、伝統的な衣装に身を包んだ女性が待機している。希望者が現れたらこの女性たちが奉納のダンスを舞ってくれるようになっているのだ。
境内をダラダラしているうちに、その場所にきちんとした身なりの女性が現れた。並んで正座すると二人は合掌している。すると、ふたりの後ろでは伝統的な衣装をまとった女性は舞踏を踊りだしたのだった。
奉納を受ける側のブラフマーにしても、花とロウソクだけを受け取るよりも美しい女性が踊ってくれた方が嬉しいかもしれない。
2020年4月 人びと タイ | |
バンコク ダンス 民族衣装 お供え物 神社 女性 |
No
11495
撮影年月
2019年9月
投稿日
2020年04月20日
更新日
2023年09月05日
撮影場所
バンコク / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
RICOH GR III