ポーンプラープ区(バンコク)
僧侶が修行で使う托鉢用の鉢も、俗世間にまみれた環境の中で造られていた
プラナコーン区(バンコク)
二人がテキパキと準備していた厨房にピーラーの音と包丁の音が規則正しく響いていた
ブランチという言葉は、英語の朝食を意味するBreakfastと昼食を意味するLunchの混成語だ
プレーン・プートン通り(バンコク)
バンコクでは日本と違ってクリーニング屋とアイロンがけ屋は別の職業なのかもしれない
のどかな夕暮れ時に忙しそうにしている人は誰もいなかった
外食文化が進んでいるから、女性がひとりで外食する機会も多くなるに違いない
食生活は母系で遺伝するという説の証拠のような親子が玄関先に腰を下ろしていた
バンコク(タイ)
タイ経済が華僑に牛耳られているのかはわからないけれど、バンコクを散策していると華僑の経営するお店が目につくのは本当だ
休憩をしている女性の視線は真っ直ぐにスマホの画面に向けられていた
忙しそうに働いている人が多い路地を、買い物をするつもりのない僕が歩くのは働いている人の邪魔をしているような気がしてしまう
愛おしそうに抱えた鍋の中にはこの女性の朗らかさが煮詰まっているに違いない
麺類を食べる若い女性は心ここにあらずといった顔をしていた
建物に挟まれた路地は薄暗く、降り注いでいるのは建物の間から頼りなく差し込んでくる光だけだった
チャイナタウン(バンコク)
車道の端っこを歩くと、歩きやすいし屋台の内側も見れて一石二鳥だ
もともとタイの文化では箸を使って物を食べるという習慣はないらしい
サムパッタウォン区(バンコク)
子どもなら人間だって中にすっぽり入ってしまうくらいに大きい袋が山積みになっていた
じっと動かないふたりはぼんやりとチャオプラヤー川の流れを眺めていた
見まごうこと無い地元の人たちが、街角で井戸端会議を催していた
ほとんどのお店がシャッターを下ろしている通りでは警備員もやることは何もないのだ
タイでナンプラーが造られ始めたのは1920年代のことで、それまでベトナムからヌクマムを輸入していたらしい
まるで精密機械を組み立てているかのように女性は真剣な表情でバナナに串を通していた
男の周囲に売り物になるようなものは何も置かれていなく、仕事中なのか休憩中なのかも分からなかった
女性が店先に出したコカ・コーラのパラソルの下で寝ていた
見知らぬ外国人と言葉を交わすよりも、ニンニクの皮を剥く方がずっと大切なことなのだ
並べられた野菜に惹きつけられるように客が次から次へとやって来ていた
観光客もおらず寂しげな雰囲気は嫌いではなく、どちらかと言うと好きな方だ
ガイドブックにも載っていないような小さな寺院で、人びとがお祭りか何かの準備作業をしていた
ワット・トライミット(バンコク)
仏教寺院の多いバンコクのチャイナタウンにあるワット・トライミットも仏教寺院だ
タイではプラクルアンというお守りは一般的で色々なところで売られている
タイ語で魚のお粥と書かれた看板の横で女性が鍋を振るっていた
通りがかったレストランの厨房の様子が外からよく見えた
歩道の上にいるのは井戸端会議をしている人ばかりではなく、縫い物をしている老婆もいた
みな椅子にしっかりと腰を下ろして話し込んでいて、歩道は地元の社交場になっていた
ワット・マンコン・カマラワート(バンコク)
地元の人の信仰を集める寺院には、参拝客がひっきりなしに訪れ、香炉の中の線香が絶えることはない
寺院の横に僧侶の学校も設けられていて、境内で僧侶の姿をよく見かける
東南アジアにある中国寺院は道教でも仏教でも中に幾つもの祭壇がある
タイ語では長い寺院名も漢字にすると3文字だった
手にしていた本のようなものを頭の上でパタパタしながらお祈りしていた
夫婦とも同じように脚を組んで座って、同じように寛いでいた
チャイナタウンの路地に出ていた雑貨屋では中国風の雑貨が売られていた
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