チアパ・デ・コルソにある聖ドミンゴ教会の前を歩いていると、神父がいるのが見えた。アルバという白い布地で作られた祭服をまとった神父の前に一台の自動車が停められていて、お祓いをしている最中だった。神父は聖水を自動車に注いでいる。日本の神社では自動車のお祓いが珍しくないけれど、一神教であるカトリックの世界でも、交通安全祈願をするようだ。その様子は神道で行うお祓いとあまり変わらないような気がする。神様が違うだけで人びとが宗教に求めるものは同じなのだ。
お祓いが終わるのを見計らって神父に声をかけると、快く写真を撮らせてくれた。カメラを向けると爽やかな笑顔をしながらピースサインをしてくれた。珍しい三本指のピースサインだった。通常の日本指と違うピースサインにどのような意味が込められているのかは分からなかった。
2015年4月 メキシコ 人びと | |
チアパ・デ・コルソ 指 神父 ピースサイン |
No
9174
撮影年月
2010年7月
投稿日
2015年04月12日
更新日
2023年10月15日
撮影場所
チアパ・デ・コルソ / メキシコ
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM