次に僕のところにやって来たのは、この若者だった。他の人と同じように、写真を撮ってもらいたくてやって来たのだった。僕の前に立ち止まると、男はニッコリと笑いながらポーズを取り始める。
両手を僕の方へと突き出し、人差し指だけを真っ直ぐに伸びしていた。そして、無言で僕にカメラを構えることを催促したのだった。男のポーズが流行りのポーズなのか、何か意味のあるポーズなのかは分からない。いずれにしても、男は楽しそうだったし、人差し指の間に何かが浮いているような気がしたのは確かだった。
2015年8月 インド 人びと | |
アウランガバード 指 青年 |
No
9410
撮影年月
2010年9月
投稿日
2015年08月08日
更新日
2023年10月03日
撮影場所
アウランガバード / インド
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM