バイクの上で寝ている男の子の写真を撮っていると、地元の子どもたちが僕に気付いた。声を上げながら近寄ってくる。さっきもサトウキビジューススタンドを撮っていたときに地元の女性に見つかってしまった。どうやらこの辺りは住宅街のようで、よそ者が歩くのは珍しいらしい。明らかに外国人である僕は、目立つ存在なのだろう。
スマートフォンが普及し、誰もが気軽に写真を撮れる時代になって、子どもたちがカメラに興味を持たなくなるかもしれないと考えていた。でも、それは杞憂だったようだ。この子どもたちのように、カメラを持つ外国人を見つけるとすぐに駆け寄ってきて、ポーズを決めてくれる子どもたちがまだまだたくさんいる。
彼らは笑顔を浮かべながら、カメラの前で自由なポーズをとっていた。その無邪気さには、どこか懐かしさと温かさを感じた。スマホやデジタル化が進んでも、カメラそのものが持つ特別な魅力は、まだ生き続けているのだろう。
2024年12月 インド 人びと | |
指 こども ムンバイ 笑顔 |
No
12737
撮影年月
2024年5月
投稿日
2024年12月19日
撮影場所
ムンバイ / インド
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R V
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF