道路でサッカーをしている男の子がいた。ミャンマーはかつてイギリスの植民地だった国だ。そのようなインドやバングラデシュやスリランカでは、今でもイギリスの影響でクリケットが人気スポーツの座に就いていたりする。でも、ミャンマーは一線を画しているようだ。サッカーをしている男の子たちを見かけることはあっても、クリケットをしている子どもたちの姿を見かけることはなかった。ダウンタウンで見かけた広告の中にも、サッカーのミャンマー代表選手を起用しているのがあるくらいだ。
近寄ってみると、男の子たちはみな裸足でサッカーをしている。アスファルトが敷かれている場所を裸足で走り回るのは痛いのではなかろうか。僕だったら、足の裏に数多くあるツボというツボが刺激されてしまい、サッカーどころではなくなってしまうに違いない。男の子たちの足の裏の皮膚は僕よりもずっと分厚いのだろう。
男の子たちは、僕に話かてくることはなかった。でも、カメラを持っている僕のことを意識はしている。ひとりの男の子は人差し指を立てながら僕に笑いかけていた。
2018年12月 ミャンマー 人びと | |
男の子 ダラ 指 サッカー ロンジー 裸足 |
No
10828
撮影年月
2018年9月
投稿日
2018年12月13日
更新日
2024年01月25日
撮影場所
ダラ / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA