人目に付きにくい入り口から入って行くと、そこには狭い路地が真っ直ぐに伸びていた。有楽町で足を踏み入れた路地は屋根に覆われていて昼間でも暗い。その代わりあちらこちらに電灯が点いていて、路地の両脇には食堂が並んでいた。この路地は飲み屋街になっているのだ。どの店も通る人にアピールするために看板を出していて、その存在を綺羅びやかに主張している。出くわした大きな提灯には牛と書かれていた。
路地の中に入るまで、この場所にこのような世界が広がっているとは夢にも思わなかった。歩いていると、あちらからもこちらからも美味しそうな雰囲気が漂ってきている。秘密の楽園に迷い込んだような気がした。
2016年7月 町角 東京 | |
路地 漢字 提灯 有楽町 |
No
9815
撮影年月
2016年4月
投稿日
2016年07月22日
更新日
2023年10月03日
撮影場所
有楽町 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SIGMA DP2 MERRILL