山手線の線路沿いに小さな飲み屋が密集している地域がある。そこは捻りも何もない「のんべえ横丁」という名で親しまれている。ここには昭和レトロの雰囲気が漂っていた。ひょっといたら、ここが戦後のドサクサがそのまま残っている数少ない場所かもしれない。
横丁に足を踏み入れると、お店の入り口には看板が掲げられているのが見えた。昭和レトロな路地にある看板には、もちろん横文字が使われていない。路地の真ん中には紅白の提灯が吊らされている。まだまだ日が高かったので、のんべえ達の姿は無く、路地には人気がなかった。人気の無い場所を歩いていると(すごく短い路地だけれど)、一層メランコリックな気分にさせられた。
2014年10月 町角 東京 | |
路地 提灯 渋谷 看板 |
No
8844
撮影年月
2014年10月
投稿日
2014年10月20日
更新日
2023年10月03日
撮影場所
渋谷 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SIGMA DP2 MERRILL